自分に合ったバイク選び。その2

さて、それでは前ページの2点をしっかりと頭においてバイクを絞り込んで行きましょう。
まずは買った後の使い方を考えてみます。これも大雑把に2点。あくまで私の個人的な見解であることを忘れずに。

A. 実用重視型:壊れづらくメンテも最小限にしたい。バイクは移動の足、片道1000キロ以上の長距離ツーリングも頻繁にやるよという人。
B. 趣味重視型:できることなら自分で面倒みてあげたい。修理等でハーレーを使えない期間があったとしても不自由しない。マゾヒストの方。

Aを選んだ方新車もしくは新古車を選んだ方が良いでしょう。少なくとも当分は壊れづらく長距離も楽々です。
 しかし、注意しなければならない要素も多いので、購入前にしっかり肝に命じて『こんなハズではなかった』とならないようにしてください。

1.高年式になればなるほど規制がかかりカスタム向きではありません。カスタムを考えているならそれなりの出費を覚悟しましょう。
 出費を抑え、それなりのカスタムをとお考えでしたらエボが無難でしょうか?
 ただエボも販売終了から10年以上の歳月が流れていますので、部品全体が消耗時期に達している車両も多いでしょう。
 またバブルやハーレーブームを経験していますので、乗りっぱなしにされた悲惨な車両も多く今となっては多少リスキーかもしれません。

 見分けるコツは、エボは元々メカノイズがほとんどありませんので、耳をよ〜く近づけてヘッドとクランクのノイズを聞いてください。
 ヘッドからカチャカチャ音がしたり、クランクからゴロゴロ音がするなら避けた方が無難でしょう。マフラーからの白煙も要注意。
 多少のオイルにじみは仕方ありませんが、シリンダーベース付近の濡れて光ってるようなにじみは気にしてください。シミぐらいであれば大丈夫。
 ベースガスケットの交換には5〜10万円前後のお金がかかりますから、今後のことをお店の人とよくお話をして購入するようにしましょう。

2.現行車はとにかく重くて大きいです。平均的な日本人の体格と体力には合っていません。ここは相当に覚悟してください。

3.同じ車両を見かけるので優越感には浸れません。かといってマフラー交換にしても高額な費用がかかりますので カスタムする際は
 ある程度の出費を覚悟しショップの方とよく打ち合わせしてください。のちの車検費用も考えてカスタムする必要があります。

Aのオススメ :TCならキャブ車。エボBTなら最終型もしくは96以前。貧乏な方には96〜03までのXLが良いでしょう。883かな?。
ただしXL系はなるべく試乗してください。発進や1〜3速のシフトの時に変な感じがしたら10万円前後の出費が必要になります。
そのようなXL系はMRCライトクラッチ等で乗られていた可能性がありますので、1-3速のギアとシフターが成仏している可能性大です。

Bを選んだアナタ。これが簡単でもあり複雑でもある難問です。ここから更に分類してゆきましょう。

C:適度に旧い感じも好きで街乗りメイン。ロングツーリング大好きだけど壊れるのは耐えられない。ゆくゆくはカスタムもしたい。
D:バイクは100%趣味のもの。だけど貧乏で機械オンチ、電気の事もサッパリという方。電気テスターとか使ったことがない人。
E:昔から何かしらバイクに乗っている。出来れば自分でメンテしたい。電気もある程度理解できるかも?収入も普通かな?

Cを選んだ人
エボが宜しいかと。フレームも丸パイプですので露出してもそこそこ見れる造形です。エンジンの頑丈さも申し分ありません。
エボで注意してほしいのは始動にかかわる電気系のモロさと、ミッション内部のリターンスプリングでしょうか。
安心して乗ることを考えると『キック』の装着とリターンスプリングの交換は外したくないところです。
ツーリングに出かける時は『ポイントキット&5オームのコイル』『レギュレーター』『ジャンパーコード』は持って行きたいですね。
運悪く出先で純正の点火ピックアップやコイルが死んでしまった場合、とっととポイント点火に代えてあげてください。
ポイントへの交換のやりかたや、どこが壊れているのか簡単に診断できるフローチャートも載せる予定ですので、
プリントアウトして持ち歩いてくださいね。

Dを選んだ人
今後のカスタムも考えている貧乏な人は96〜03のスポーツ、もしくはエボBTが良いでしょう。
近所に信頼できるショップがある方なら80以降のショベルでも良いかもしれません。
貧乏でも自分でヤル気のある方は、エボ、ショベル、パン、サイドバルブ、ナックルなど何を選んでも良いでしょう。
内燃機の基礎知識さえキッチリと頭に叩き込んでいれば、おのずと道は開けます。

Eを選んだ人
ぶっちゃけ何を選んでも良いです。気に入ったバイクに乗りましょう。上記はあくまで超個人的な感じで、もちろんベースの状態や純正度によって大きく変わってきます。
また、トラブルもどのエンジンがどうのと言うことは断言できません。ここはオーナーの乗り方によっても大きく変わってくるものです。

あと頭に入れてほしいのは、バイクにしろ洋服にしろ中古のモノには『出会い』というのがあるということです。
『パンが欲しかったのだけど現車を見たり写真を見たりしたときゾクっときて、何故かアーリーを買ってしまった』
な〜んていうのもアリアリです。
選ぶ時はあとからどうにでもなる現車の形よりも、エンジン、フレーム(サス付きかリジッドか)に重点をおいてください。
知識ばかりで頭でっかちにならず、自分の直感を信じて買った方が良い結果になるということも多くあります。

コツは、最初から自分の理想のバイクを追うのではなく、エンジンとフレームだけでも理想のバイクに近ければ良しとすること。
余計な知識は自分の直感を鈍らせるだけでなく、逆にロクでもないものを掴まされたりしますのでご用心、ご用心。
最終的にはショップさんとの信頼関係が一番重要だということを忘れないようにしてください。
マメにショップへ通って経営者や従業員さんの人柄をチェックしましょう。

その1へ戻る

各エンジンの特徴
フレーム選び
どこで買えば良いの?